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Home エコツーブログ 地域情報(国内) 白川郷の茅葺き屋根のふきかえボランティアに参加しました!
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白川郷の茅葺き屋根のふきかえボランティアに参加しました!

テーマ: 地域情報(国内)
2016年11月02日| Administrator

白川郷の茅葺き屋根のふきかえボランティアに参加しました!

 

1

日本ナショナルトラストさんが所有する、

合掌造りの屋根をふきかえる作業をお手伝いするというもので、

去年や一昨年も開催されており、前々から行ってみたいなーと思っていました。

当日はあいにくの雨でしたが、ボランティアが50人、地元の方が90人、

地元小中学生が20人という人が集まりました。

私のようなボランティアは、東京や神奈川、三重、

周辺地域の高山や隣りの村の方など、色々なところから参加されていました。

参加費は、トラストの会員は1500円、

一般は3千円で、お昼ご飯と、直会(打ち上げ)つきです。

トラストの方の運営のご苦労を考えると安いなあと思います。

 

この日、ふきかえをするのは23年前にふいた屋根。

私たちが始める時には、すでに古いカヤは落とされ、

三分の一くらい新しいカヤでふかれていました。

残りを私たちボランティアと一緒にやりましょうという形です。

本当はボランティアが入らなくてもふけるのですが、

トラストさんがイベントとして一般の方も参加できるようにしてくれているのです。

なかなかこのような機会は無いので、とても貴重な体験だと思います。

だからこそ全国から50人もの人が集まるのでしょうね。

 

 2

小雨の中、朝の7時半に集合し、受付でヘルメットを受け取り、

今日の作業の流れや、合掌造りの意味などの話を聞きました。

昔、養蚕業が盛んだった頃に、このような合掌造りの形になったそうです。

屋根裏で蚕をたくさん飼えるように、天井を高くし、

二層三層と蚕棚を置くために、屋根に急な傾斜ができたそうです。

雪のためかと思ったら、そうではないんですね。

また、今は囲炉裏をつかって煮炊きなどをしないので、

20~30年でふきかえが必要ですが、

囲炉裏が使われていたころは50~60年くらい保ったそうです。

 

3 バトンリレーのためにならぶボランティアと小中学生

さて作業では、地元の方は屋根の上に登り、

ボランティアと小中学生は、カヤの束を運ぶことをお手伝いしました。

車が入れる道路から、ふきかえ作業の場所まで、バトンリレーのようにカヤを運びます。

カヤの束は、ひとつ10kgくらいあり、けっこう重かったです。

普段ほとんど使わない筋肉をつかい、腕が筋肉痛になりました。

 

6

カヤの束をどんどん屋根に上げていき、重ねて、

隙間の無いように並べていきます。ある程度かさねたら、

細い木をカヤの上に横一線に置き、糸針のでっかい版みたいな針を使って、

屋根の内側の骨組みの木と、外側の木とを、カヤをはさむようにワラひもで結びつけます。

これによってカヤが固定されるのです。

これを全部で14~15段くりかえすと屋根全体がカヤで覆われるわけです。

 

このカヤは御殿場の原っぱのカヤを購入してるのだそうです。

白川郷には約100軒ほどの合掌造りがありますが、

その全てを周辺でまかなうことはできないそうです。

 

よくある質問で、一棟の合掌造りをふきかえるのに、

いくらかかるのか?というのがあります。

答えは約1000万円。

こんな金額を個人で負担していけるわけないですよね。

全てを結で行っていた時とは違い、カヤの束を購入し、

ふきかえを職人さんの業者に頼むと、このくらいかかるのだそうです。

でも白川郷は世界遺産に登録されているので、

国などからの補助があり、9割まで支援してくれるのです。

これなら安心ですね。

 

今では屋根のふきかえは業者に頼むという形になり、

結で行うことはほとんど無いそうです。

でもそれでは淋しいので、今回のように

年に一回くらいは結で行うようにしているそうです。

 

5

最後にボランティア全員、屋根に登らせていただき、

記念撮影をしました。足場はほんの幅20cm程度の角材で、

傾斜のきつさと、足場の不安定さに、けっこう怖かったです。

作業中は、地元のみなさんは和気あいあいと

冗談を交えながら作業をされていたのがおどろきです。

 

日本ナショナルトラストでは、カヤ刈り作業を行うボランティアも実施しています。

詳細はHPをご覧ください。

 

財団法人日本ナショナルトラスト

http://www.national-trust.or.jp/

 

日本エコツーリズム協会

執筆:高野千鶴

 
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