日本エコツーリズム協会

「Monthly Report」では、月に1度、エコツアー体験記をお届けします。毎回、いろいろな地域を取り上げます。お楽しみに

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■ことなたちの春色探し■


「ここ、ここ。ここで振り返ると...」

木々の切れ目から見える、山の新緑の黄緑と山桜の桃色。

ただひたすら、慣れないトロッコ道を歩いているだけじゃ気付かなかった。ガイドさんに言われて立ち止まり、振り返って見ることができた屋久島の春。

山に訪れた春を喜んだのは、もちろんそれを求めて行った旅人もだが、ガイドさんもまた喜び、楽しんでいた。私達を案内しつつも、ガイドさんは次々と春を見つけ、立ち止まってはもっとないかと探し、見て、触り、伝えてくれる。

その様子に

「彼ら(ガイド)はね、大人でも子どもでもない、ことな、なんだよ」

と呟いた人の言葉が頭に残った。

辿りついたのは、野生の鹿も訪れていた山桜の木の下。手作りの春らしいお弁当と暖かい汁物。汁物には春の七草「ごぎょう」を浮かべてくれた。山の湧き水を沸かして飲むお茶もまた格別に美味しい。

 

お腹も満たされ、身も心もあったまったら帰る時間。行きにはなかった余裕も生まれ、ガイドさんとたくさんの話しをしたり、気付かなかった緑に気付いたり。

山に入るときにした山への「挨拶」は味気なく感じていたが、山を出たあとにした山への「ありがとう」の言葉は自然と口から出ていた。

ただの1つの山、としか思っていなかった山が、たくさんの生命あふれる自然の家のように見えてきた。山に入る時は「お邪魔します」出るときは「お邪魔しました」。これからはすんなり口を出て言えそうだ。

次はいつ、ガイドさんと一緒に山に会いに来ようか。

(JESインターン 若月)

エコツアー参加日: 2009年3月24日(火)
エコツアー事業者: モスガイドクラブ (屋久島) http://www.moss6.com/

 


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  ▲春の色に染まる屋久島の山    

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▲もち芋と、摘んだばかりの新鮮な「ごぎょう」

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▲普段見落としがちな場所にも、面白いものはたくさんある

 

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▲遠くから見たときに気づく景色もある

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【屋久島】


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