日本エコツーリズム協会

エコツーカフェ

「エコツーカフェ」では、各地の環境や文化、歴史などの紹介や、エコツーリズム事情を情報満載でお届けします。毎回、専門の方においでいただき、「どんなことが楽しめるの?」「街の人々はどんな暮らしをしているの?」など、写真や映像で紹介していきます。お気軽にご参加ください。 東京は毎月、京都では不定期に開催しています。

第31回 エコツーカフェ『マーシャル諸島』
4月23日(木) 18:30-20:00
ゲスト: 澤井さん(マーシャル諸島政府観光局)、楠さん(フォトグラファー):サイトはこちら



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 「宝島」を書いた作家スティーブンソンに『太平洋の真珠の首飾り』(Pearl of the Pacific)と言わしめたマーシャル諸島について、マーシャル諸島政府観光局の澤井さんと、マーシャルでも活動しているフォトグラファーの楠さんにお話をしていただきました。
 今回のエコツーカフェ、開催2日前から予約が立て続けに入り始め、当日は既に満席状態。参加してくださったみなさま、ありがとうございます。

 

 まず最初に澤井さんから一般的なマーシャルの紹介をしてもらいました。現地に何度も行ったことのある方のお話らしく、「この建物は前まで○○だったんですよ」と町や人々の暮らしの話をしてくださいました。マーシャルは大家族制なので、2,3人の男性で50人くらいの家族を養っているところもあるのだそうです。
あわせて、サンゴの写真も撮るというフォトグラファーの楠さんと「マーシャルのサンゴ礁」の見え方や太陽の光の入り方などを説明してくださいました。



 「マーシャルのサンゴは健康なサンゴ」という楠さん。サンゴは光合成をして成長をするのですが、マーシャルの海では太陽の光が深いところまで届くため、サンゴの写真も他のところとは違うのだそうです。
 マーシャルは海に流れる川が一本もなく、雨水は全てサンゴの島々の土に濾過されて海に入るということも関係あるのかもしれません。太陽の光が底まで届く、まさに「マーシャル・ブルー」なのだそうです。



 マーシャルは観光地化されていないこともあり、人々は「お金をがつがつ稼ごうという意識がなかった」(澤井さん)のだそうです。
 ビキニ水爆実験の地でもあり、アメリカからの補償金が入るため、あえて観光地化する必要もなかったのだそうですが、そのお金もいつまで続くか分からないため、今その手付かずの自然を楽しんでもらい、かつ自然に余り負荷をかけない旅行形態を勧めているのだそうです。ただ、マーシャルは他の観光地化された南の島を目指しているわけではないので、そこそこの快適さを保ちながら過ごしてもらいたい、というお話でした。そして「マーシャル・スタイル」の旅行を楽しんでもらいたいとお話されていました。


 また、「小さな島だから目立つ問題」として、ゴミの問題がありました。この話にはお客様も特に熱心に聞き入っていた様子でした。(詳しくは下の質問項目に記載)


 ところで、澤井さんが「この映像もみちゃいましょう」といって再生してくださったのは、マーシャルでのインスタントラーメンの食べ方。旅行番組の映像だったのですが、ラーメンの袋に直接(!)熱湯を注ぎ、袋の口を持って揉んだり振ったりし、その後スープのもとの粉をいれて食べていました。なんと豪快な。 国が違えばものの食べ方も全く異なるということを見ることができました。



 最後に、澤井さんからマーシャルのお土産としてかわいらしい石鹸をもらいました。手にとって香りを楽しむ参加者の方もいて、今回のカフェも最後はみなさんの笑顔で終わることができました。



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【会場から出た質問】
Q:いま食事をとりながら思ったんですが、マーシャルの食事はどんなものなんですか?
(※エコツーカフェではおにぎりセットをお客様にお出ししています)
⇒素朴な料理が多いです。基本は「焼く」と「煮る」。あとはアメリカの影響で肉も食べます。芋に食感が似ているパンの実というのも食べるので、食卓は「パンの実+肉+あと一品何か」というものです。
魚も食べます。お刺身もあるんですよ。タクアンが乗ったりしていますが。あとは、釣った魚をばりばりその場で食べちゃうこともあります。



Q:マーシャルのひとが一番大事にしているものは何ですか?
⇒家族だと思います。大家族制が残っています。あとはそうですね・・・、「誇りにしているもの」、という問いならばマーシャル・カヌー、などが出てくると思いますが、やはり家族を大事にしていると感じます。



Q:ゴミはどうやって処理しているのでしょう?
⇒(ゴミがうずたかく積まれている写真を見せて)こういった情景もあります。マーシャルには山がないんですね。なのでゴミを隠せない。そしてお金もないので処理施設も作れません。そしてもともと自然のものだけで生活していたので、「ゴミは捨てれば土にかえるもの」という意識でいました。でも今はプラスチック製品もありますし、ペットボトルもあります。そういったものは土にかえらず、気付いたらこんなこと(写真を見て)になっていたんです。
でも今はきちんとゴミを収集しようとしていて、日本に比べたらまだまだかもしれないけれど、僕は南の島の一歩は、案外大きな一歩になるんじゃないかと思います。




【参加者からのコメント】

・今回初めて参加しましたが、マーシャル諸島についての文化なども知ることができて大変勉強になりました。学校の授業では学べない、実践的な知識が学べるので良いと思いました。


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