「エコツーカフェ」では、各地の環境や文化、歴史などの紹介や、エコツーリズム事情を情報満載でお届けします。毎回、専門の方においでいただき、「どんなことが楽しめるの?」「街の人々はどんな暮らしをしているの?」など、写真や映像で紹介していきます。お気軽にご参加ください。 東京は毎月、京都では不定期に開催しています。
第30回 エコツーカフェ『アイスランド』
3月26日(木) 18:30-20:00
ゲスト: 長谷川 明子さん(アイスランド大使館 商務・文化担当官)
今回のカフェでは、最初に出てきた写真に驚きました。ダイビングの写真だったのですが、氷の国のイメージが強いアイスランドでダイビングができるなんて!!
今回お話をしていただいたのは、アイスランドに5年間住んでいた、アイスランド大使館の長谷川さん。
最初は緊張されていた様子でしたが、アイスランド人の気質の話になってきたあたりから、だんだんと場の空気もほぐれ、最後にはお客様から暖かい拍手とコメントをいただきました。
「アイスランドって、よくアイルランドと間違えられるんです」という言葉から始まりました。そのアイスランドは海底火山の真上に位置しているため、陸上で地球の割れ目が見ることができるのだそうです。そのため地熱エネルギーに恵まれ、アイスランド家庭の約9割が温泉水でセントラルヒーティングをまかなっているのだそう。首都のレイキャビクも、最初の上陸者が温泉から立ちのぼる煙をみて「煙の立ち上る湾」と名づけたのが由来なんだとか。そんなことを知ると、アイスランドの温泉を訪ねていってみたくなります。
エコツーカフェでは、毎回「その国・地域の言葉で"ありがとう"と"こんにちは"を言えるようになる」ということもテーマにしています。今回、アイスランド人の方もいらっしゃったので、簡単なアイスランド語講座も行なわれました。「こんにちは」「ありがとう」の他、呼びかけの時の言葉、空港に着いたらすぐに使いそうな言葉「お手洗いはどこですか」、自己紹介の仕方などを習いました。発音がとても難しかったのですが、殆どの方がアイスランド語を耳にするのも初めて、という中でとても貴重な体験ができました。
↑アイスランド語講座の様子。「ありがとう」は「タック」と「タッハ」の間くらいの発音でした。
【会場から出た質問】
Q1:アイスランドの情報って、あまりうまく探し出せないのですが、詳しいことが知りたい場合、どうしたらよいのでしょう?
⇒大まかな情報は日本語でもありますが、詳しいことを知りたいと思ったら英語のものを観てみるのがよいですよ。余談ですが、アイスランドでは日本のマンガが図書館にあるんです。それに、2003年から日本語を選択できるコースがアイスランドの大学にできました。若い人に日本が人気なんです。
Q2:オーロラがみたいんですが、いつ頃がよいのでしょう?
⇒アイスランドはレイキャビクのような街中でもオーロラが見えます。時期は10月頃がおすすめです。
Q3:育児休暇が9ヶ月ある、というお話が非常に気になったのですが、アイスランドの女性をめぐる環境を教えていただけますか?
⇒まず、アイスランドでは女性の8~9割が働いています。そして離婚率が4~50%と高く、シングルマザーへの手当ても厚いです。出産率が2.0%くらいなのですが、住居がとてもひろく、ゆったりとした環境で子育てができます。ですが、日本の消費税にあたる税金の税率は24.6%と高いです。
Q4:長谷川さんがアイスランドで暮らしていて、よかったことと困ったことについて教えてください。
⇒あまり私自身がこだわりがないので、特に困ったこと、というのはないのですが・・・。強いて言えば、日本は選択肢が多いですね。アイスランドはもともと食べ物に恵まれていないので、食べ物の種類や、あと生活用品も種類が少ないです。そういった、ものの少ない中で暮らしていると、自分が何を本当に必要としているのか、何が欲しいのかということがわかってきます。とてもシンプルに暮らすことができます。
Q5:同じ島国として、国民性が気になります。
⇒アイスランド人はとてもシャイです。オープンではありませんが、でもいい人たちです。国も人もシンプルで裏表がありません。ものの考え方やものごとの進め方は、もとはヴァイキングのせいか、今日明日でも何とかなってしまう、なんとかしてしまう、というところがあります。たとえば、山に登るとき、日本人だと麓から一歩一歩踏みしめて歩いていくでしょう? でもアイスランド人は、最初からヘリで頂上について、そこから歩いて降りてくるイメージです。









