日本エコツーリズム協会

月いちフォーラム

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エコツアーの歩き方 毎月第2水曜日はエコツアーの日!

エコツアーの現場で活躍する方の経験を通して、エコツアーについて語り合う場として、毎月1回フォーラムを開催しています。日常から開放され、心と体が癒され、地球にやさしい旅を、お茶でも飲みながら一緒に考えてみませんか?
「エコツアーって何?」「まだよく分からない」という方、ぜひご参加ください。

第34回 2009年2月18日(水)18:30~20:00(開場18:00)
『インドネシア ―野蚕からはじまるエコツーリズム』
ゲスト:黒田正人さん(ロイヤルシルク財団アドバイザー)

★2008年10月のエコツーカフェ「バリ島」で大好評だった、インドネシアで行なわれているエコツーリズムの話の続編です。★ 



 
インドネシアは世界最大の多島国家、1万7千の島々には地域固有の多くの生物が生息しています。蛾もまたその例外ではありません。 
 しかし、野性の蛾の幼虫(野蚕)の多くは今まで農林業の「害虫」として駆除の対象でした。

 それが1994年、低所得農業従事者の収入向上と環境保全、及び伝統工芸の育成を目的として、『野性の蛾の繭』の活用による地場産業進行育成事業が始まりました。
同時に繭を育てる美しい本来のジャワの森復活に向けて植樹活動を続けながら、自然環境との共生による持続的な社会の構築に向けての活動を進めています。 

その土地にあるものを使い、持続可能な観光形態をつくる・・・黒田さんのお話の中から、今の日本のエコツーリズムにも繋がるものがあるのではないでしょうか。

当日のレポートを、JESインターンの学生さんが書いてくれました。

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モンゴルで、日本による植樹が行われているのを見たときに、変だと思った。日本からの寄付で日本の団体が植樹し、日本のポンプ車が水をまいて管理をしている。これでは地元民は何もしない。育てようという意志が、地元民にわかなければそれは継続しない。だから、地元の人がかかわる植樹をしようと思った。

それがロイヤルシルク財団 黒田正人さんのインドネシアの古都ジョグジャカルタ「ジャワ鎮守の森:植樹村落開発」活動の始まりだったそうです。

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ロイヤルシルク財団

ジョグジャカルタで低所得農業従事者の収入向上と、環境保全及び伝統工芸の育成を目的として、地域固有の未活用資源であった「アタカス」「クリキュラ」(どちらも野生蛾の繭"ワイルドシルク")の活用による野蚕開発を行い地場振興育成事業として1994年に開始。社会福祉及び環境事業を通じ、人類と環境を幸せにする雇用の創出・生計の向上・環境への寄与・手工芸の発展・若手の育成への支援を目的とする。(ホームページより:http://jog-ja.center-f.jp/index.php
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物流の話になったとき、「フェアトレード」の「フェア」とは、何に対してフェアなのか、黒田さんは異議を唱えたそうです。

ここでいうフェアとは金銭の「対価」であり、例え文化や伝統が崩れても、対価がくれば「フェア」としてしまっているのではないか。対価を得るために、伝統や文化を崩さなければいけなかったり、対価を得ないと生活ができないために、仕事を止めることもできなくなる。これでは、何のためのフェアトレードなのか。その人たちの生計だけではなく、喜びに繋がるようにしていきたい、黒田さんは、そう考えたそうです。

黒田さんの活動に注目している方は多いらしく、イベント参加者も黒田さん伝いの宣伝で満員御礼。幅広い方たちに支持を得ている活動なのだということが伝わってきました。

みなさんも「ボランティア」「植樹」「フェアトレード」という用語だけに振り回されず、固定観念を持たずに、自分が参加すること、モノについて、しっかり理解してから行動すると、次につながるのではないでしょうか。


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