- TOP
- 月いちフォーラム
エコツアーの現場で活躍する方の経験を通して、エコツアーについて語り合う場として、毎月1回フォーラムを開催しています。日常から開放され、心と体が癒され、地球にやさしい旅を、お茶でも飲みながら一緒に考えてみませんか?
「エコツアーって何?」「まだよく分からない」という方、ぜひご参加ください。
第27回 月いちフォーラム 〜エコツアーの歩き方〜
『スイスにみる観光の本質、エコツーリズム、地域とのつながり』
ゲスト:山田桂一郎氏(JTIC.SWISS代表、観光カリスマ)
日時:2008年7月11日(金)
場所:モンベルクラブ渋谷店

月いちフォーラムには、2006年8月以来、2度目の登壇になる山田氏。スイスと日本でエコツーリズムに携わる山田氏のフォーラムには、観光振興のきっかけをつかもうと、多くのお客様が参加されました。
「普遍的なものを理解しているところでエコツーリズムが根付く」と山田氏。そのためにはまず、「地域らしさ」「地域ならでは」を出すこと。地域の人々が持続可能な地域を維持する、その生活そのものが商品、ブランドになると言います。「人気のパラメータはリピーター数に表れる」「ホスピタリティ溢れる、地域丸ごとツーリズム」、力強く続く言葉に、会場の熱気も高まっていました。
山田氏からは、いくつもの質問が会場に投げかけられました。「あなたが住民として、この地域で一番大事なものは何ですか?」「今後、地域振興や観光産業に携わる中で、あなたが一番大事にしなくてはならないものは何ですか?」「30年後の理想の姿は想像できますか?」...などなど。
お客様の中には、苦笑を浮かべながらも、自分の地域のことを考え、自らの答えを出そうとしている姿も。
途中で山田氏は、とある地域の事例をあげられ、その地域では、「周りがいうからそれが魅力なのだろう」という固定観念に縛られてしまっていということを示唆されていました。
かと思えば、「最高のリゾート」と海外からのお客様の評価が高い、とある宗教施設のある地域のお話も。
そこにはフランスからのお客様が多い。なぜかというと、"日本らしいセレモニー"のおつとめがあり、かつ24時間参拝可能。山にあるので山道を毎日参拝のために歩く。食事は精進料理。日本らしい伝統、生活、料理。来たときはふっくらしていた年配の女性が、帰るときにはやせて帰るので、『最高のリゾート』と呼ばれている。
フォーラム後半は、スイスのツェルマットに話が移りました。
ツェルマットの観光は、住民が確立してきたもの。「地域らしさ」「地域ならでは」が魅力となっているツアーが多いそうです。
そして数あるツアーの中でも、面白い取り組みとして、大学の先生がガイドになって地質学のツアーを行い好評だったそうです。
そのツアーがなぜ好評だったのか。山田氏は、「価値の解説があったから」といいます。ツェルマットの地質の魅力を、歴史と交えながら、大学の先生が伝えることで、ツェルマットをより深く理解する手助けとなります。そして、そんなツアーができる人がいるツェルマット。お客様を満足させるのは、ひと!
マッターホルンと言う名勝があるが、やはりひとである、と強く言う山田氏。
地域を大切にしている=お客様を大切にしている。ツェルマットの観光から学ぶべきことはまだまだ多くありそうです。

そんな山田氏からは、最期にいつも言う言葉として、
NATO廃絶。No Action, Talk Onlyの廃絶を!!
が会場に伝えられました。

↑会場入り口に掲げられたスイスのポスター。スイス政府観光局より提供していただきました。
【今回のフォーラムのキーワード】
・自立と自律
・地域らしさ
・普遍的なものを理解しているところが、エコツーリズムをやっていける
【お客様からのアンケートより】
・時間がたりず、もう少したくさんの話をききたいと思いました。また、このような機会があることを希望します。
・エコツーリズムの仕組み、具体例の良いものも悪い者も、非常にわかりやすく面白かった。また山田さんをお願いします。もしくは彼の推薦者を。
・山田さんのガイドするツアーに参加したいです。
・これからの日本が何を重要としているのかがわかった。とてもわかりやすかったです。
・エコツーリズムに役立つ旅行プランとは? 配慮すべきことは? など知りたいので参加しました。
・とても考えさせられる内容のお話でした。
参加してくださったみなさま、ありがとうございました!!

↑山田氏からのおみやげ。会場で配られました。左は折りたたみ式のツェルマットの地図。右は、ハーブキャンディーです。
*次回の月いちフォーラムのお知らせ*
8月20日(水) 18:30〜20:00(開場18:00) モンベルクラブ渋谷店にて
『あなたの知らない地球にご案内します 〜深海へのバーチャル・ツアー〜』
ゲスト: 佐藤孝子氏(独立行政法人 海洋研究開発機構)
夏の盛りに、深海について語っていただきます。水深11,000mに沈めたカップラーメンの容器を展示予定。他にも、「ウロコフタマネガイ」「シロウリガイの生サンプル」などが登場します。
申込は、モンベルクラブ渋谷店まで(tel: 03-5784-4005)
くわしくは⇒こちら










