日本エコツーリズム協会

月いちフォーラム

エコツアーの歩き方 毎月第2水曜日はエコツアーの日!

エコツアーの現場で活躍する方の経験を通して、エコツアーについて語り合う場として、毎月1回フォーラムを開催しています。日常から開放され、心と体が癒され、地球にやさしい旅を、お茶でも飲みながら一緒に考えてみませんか?
「エコツアーって何?」「まだよく分からない」という方、ぜひご参加ください。

 カーボンオフセットって何?
 みなさんは「カーボンオフセット」という言葉をご存知ですか?
 これは、生活で排出する二酸化炭素を植林などをすることによって排出分を相殺しよう、というものです。
 今回の月いちフォーラムでお招きした國田かおるさんは、そのカーボンオフセットするサービスを提供している団体、Carbon to Forests(CTF)の代表を務めています。
 「ハロウィンを意識した」と鮮やかなオレンジ色の着物で現れた國田さんは、まだ20代の女性。今までの月いちフォーラムのスピーカーでは最年少です。ですが、突然の機材トラブルであらかじめ用意していたというパワーポイントが使えないと分かるや、「みなさんで丸く座ってお話しましょう」と冷静に対処していました。


 エコツアーに参加するためには、ツアーを実施している場所にまず行かなければいけません。そこへ行くまでに、電車を使うか?車を使うか?飛行機を使うか?それとも徒歩や自転車か? 移動手段ひとつとっても、参加者は二酸化炭素を排出しています。
 國田さんは、「いい自然環境を体験するためにどこかに行くのに、行くためには温暖化ガスを排出してしまう」と罪悪感を持っていたといいます。それを何とかしたい、と思い色々調べていたところ、イギリスでカーボンオフセットを行っている団体を知ったそうです。國田さんが代表をつとめるCarbon to Forestsでは、「旅行の際に排出される二酸化炭素をオフセットする」ことに的を絞っています。


具体的に何をするの?
依頼者がCTFを通じどのような手順でオフセットするかというと、
1) 旅行へ行く 
2) 出発地点と到着地点、移動手段を記録し排出した二酸化炭素量を換算
3) オフセットしたいと思ったらCTFに連絡
4) CTFのスタッフが、依頼者本人と相談し、「なぜオフセットしたいのか」をきちんと考えてきちんと納得してもらう
5) オフセットしたいという意思が固まったら、排出した分の何%をオフセットするのか決める。(100%オフセットの他にも80%、50%、25%などを選べます)


そして CTFを通じてオフセットするには、4つの選択肢があります。
1) 自然エネルギーやクリーンエネルギーへの投資
2) 環境家計簿を使い「省エネ宣言」をする
3) 植林を行う
4) 排出権(クレジット)を買う
この中から、依頼者は自分の考えに沿うものをCTFのスタッフと共に選び、最終的にオフセットを行うことになります。


カーボンオフセットとエコツアー
 「月いちフォーラム」らしく、エコツアーのことにも話が及びました。
 エコツアーに國田さんが期待することは、100%「エコ」に凝り固まったものではなく、緩やかに行われていくといいということです。選択肢がやる」か「やらないか」ではなく、まずは80%や25%でも今までの旅行形態から環境保全に近付いたツアーにしていくことがよいのではないか、というお話でした。
 エコツアーは、自然を感じる機会を提供する場。旅行をすることで少なからず温暖化ガスは排出されますが、カーボンオフセットという選択肢を入れて旅行をするのもよいかもしれません。


関連リンク: カーボン・トゥ・フォレスト(carbon to Forests)~未来にCO2ではなく森を残そう。

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