日本エコツーリズム協会

月いちフォーラム

エコツアーの歩き方 毎月第2水曜日はエコツアーの日!

エコツアーの現場で活躍する方の経験を通して、エコツアーについて語り合う場として、毎月1回フォーラムを開催しています。日常から開放され、心と体が癒され、地球にやさしい旅を、お茶でも飲みながら一緒に考えてみませんか?
「エコツアーって何?」「まだよく分からない」という方、ぜひご参加ください。

『冒険家が語るエコツアー』
「"エコ"の定義は大きすぎて、どこまでがエコなのかよく分からない。モンベルアメリカでもやっていて支援しているのだが、アメリカに"Leave No Trace"というのがある。
何も残さない
という意味(自然に踏み込む際に自然へのインパクトを最小限に抑えること)。
僕の中でエコツーというのは、そのへんの意味合いで絞り込んだほうが分かりやすいかも」という前置きから始まった第2回目の月いちフォーラム。

今回のスピーカー、辰野勇氏は会場を提供してくださっている(株)モンベルの社長。
社長と同時に冒険家であるとご紹介しようと思ったら、社長である前に冒険家だと訂正された。冒険家として様々な活動をし、1975年に(株)モンベルを設立。以来、冒険家としても企業家としても大活躍を続けている。

冒険家、辰野勇
「冒険家は人のやらないことがいいことと思っている節がどこかにある。冒険家の割合は0.5~3%という統計がある。この0.5~3%の人たちが世界をつくってきた。
自分の命を顧みず戦ってきたチャレンジャー。でも、日本ではスポットライトがあてられていない。
僕は15mの滝にカヌーで飛び込んだことがある。99%不可能と思われていた。でも1%の可能性を信じて、心配も迷いもなく飛び込んだ。失敗していたら、みんなバカな奴だと笑っただろう。
自分に理解できないことを、正当な目で見られるかどうかだと思う。
そういうことを応援していきたい」と語る辰野氏。実際に、ヨーロッパやアメリカで冒険大賞の審査委員を行い、冒険家たちの支援も行っている。

企業家として
「冒険するモチベーションはどこから来るのか、と自分でも思った。いつもまた来てしまったと思った。かつては、"何が何でも"登った。でも、今は方法さえ 選べば、ほぼ達成できる時代になった。飛行機で世界一周できるが、50ccのバイクで世界一周の冒険をする人がいる。だからこそ、単に冒険だけじゃなく、 そこにはメッセージがある」
モンベルではモンベルクラブの会報誌を通して、そんなメッセージを発信している。

会場からの「楽しい中にもっと気づきが必要ではないのか」という質問に対しては、
「これからの課題です。モンベルクラブはただの割引クラブではなく、会員の皆さんに我々の思いを伝えていくもの。何が良いか悪いかという"気づき"や"エコ"という価値観を共有していくこと、これがこれからのミッション」と語り、最後に笛の演奏をして幕を閉じた。

普通、フォーラムやセミナーでは、終わり近くになると席を立って帰っていく人が多い。終了するといっきに人が減る。しかし、月いちフォーラムではなかなか 人が帰らない。来場者同士が話をし、また懇親会にも約半数が残ってくれる。皆、多くの思いを持っていて語り合う場を求めているのだろうか。このフォーラム がそういう語り合いの場となってくれたら本当にうれしい。そして、JESを活動の場としてくれたら、さらにうれしい。

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