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2007年 レンジャー派遣 原 智宏(ケアンズ)
【9月】
南半球のケアンズは今、春を迎えつつあり、気候は安定して、空は晴れ、海は穏やかな日々が続いています。あまりにも心地よい気候なので、日差しの強さを忘れると、すぐに日焼けをしてしまいます。
今月は、ケアンズ周辺の自然を楽しむアクティビティを紹介しましょう。
世界自然遺産のエリアの、内陸の湿潤熱帯雨林へのツアーと、海洋のさんご礁へのクルーズがあります。観光局の調査によると、日本人観光客の平均的なケアンズ滞在日数の中で、ほとんどの方がオプショナルツアーに参加し、何らかの形で「自然」を楽しんでいます。どんなアクティビティがあるかというと、以下のとおりです。
*動物関係の体験ツアー(餌付けをしたり、動物を見つけたりします)
*熱帯雨林ツアー(湿潤熱帯雨林特有の植物や滝を見に行きます)
*グレートバリアリーフのさんご礁へのクルーズ(さんご礁へ行き、ダイビングやスノーケリングを楽しみます)
*グリーン島体験(ケアンズから近い島で、気軽に海を楽しみます)
*ラフティングツアー(川をチューブいかだで下ります)
*遊覧飛行(ヘリやセスナで上空から海や森を眺めます)
この他、国立公園を利用しないアクティビティには、森や湿地帯のテーマパークで乗り物や動物のショーを楽しんだり、動物園でコアラを抱っこしたり、鉄道に乗ったり、リゾートでスパやエステでリラックス、などもあります。
ではこれらのアクティビティがどのように私の仕事に関わるかと言うと・・・
国立公園や野生生物の管理に関わるところでは、商業ベースのアクティビティに対して「許可証」を発行して管理をしています。国立公園を利用するツアーや、野生動物に餌付けをするツアーには、特に厳しく保護のルールを守ることが義務付けられ、それに従って利用が可能になっています。(ちなみに現行では個人旅行者(FIT)に対しては国立公園利用料は徴収していません。)一見厳しく聞こえますが、国や州が保護する必要があると指定された場所を守り、一方でダメージが起こってしまうほどの利用を避けながら利用を可能にするためには必要なことで、それが私の職場であるクイーンズランド州 公園・野生生物管理局(QPWS:Queensland Parks and Wildlife Service)の仕事です。
世界遺産エリアの管理に関しては、北部クイーンズランドの海のさんご礁は、グレートバリアリーフ海洋公園管理局(GBRMPA)という管理局が、また湿潤熱帯雨林(ウェットトロピックス)に関しては、ウェットトロピックス管理局(WTMA)という管理局が、QPWSと共同で管理をしています。そのため、世界遺産に関する知識も必要になってきます。皆さんが観光で起こしになる際、クイーンズランドの大自然を楽しめるように、様々な機関がその資源管理に関わっていますので、ぜひどんな人たちが背景にいるかも意識してみてください。来月は、ツアーの参加や国立公園の視察から分かってきたことをお知らせします。
2007年9月
原 智宏(はら ともひろ)
※日本人レンジャーのレポートは毎月更新していきます。
みなさんのご感想をお待ちしています!
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